宵待奇譚(Takashi.E 掌編・短編小説集)

2019年8月10日


初めて小説を書いたのは15歳の時でした。高校2年の時、みずから同人誌を立ち上げ、習作のような小説やら詩やらを発表しました。大学生の頃は、いくつかの同人誌に作品を寄稿しました。
それ以降、ずいぶんと長く創作から遠ざかっていましたが、2011年ころから、約30年のブランクを経て、私は趣味として、また短い小説を書き始めました。年に1~2作品。本当に寡作ではありますが、貿易商としての、本来の仕事の合間に、旅や、飲酒など、さまざまな非日常への入り口からさまよい訪ね、時空を超えて、湧き上がったイマジネーションを素直に受け入れて、一つのシーンを切り取るような感じで書いてみました。

  • 魔都上海の街角で    2011年5月5日作
    1930年代、魔都と呼ばれた街上海の街角で・・・
  • 上海の夜は更けて    2011年5月8日作
    日常の舞台板の向こうにロマンはあるのか・・・
  • 貿易商とその妻     2012年11月05日作
    1885年のある日。アフリカで活動するある貿易商の日常を切り取ってみました。
  • 風の流れるままに    2012年12月2日作
    昭和11年2月26日 東京ではある事件が起こっていましたが、その日の大阪のある商社マンの日常を切り取ってみました。
  • 海辺の街にて      2013年2月23日作
    昭和16年の冬、行商人である私は半島の小さな港町にたどり着いた・・・・
  • 瓦斯燈                             1990年1月15日作
    デカダンでアンニュイなファンタジー・・・
  • 月光にぬれた夜に    2013年7月23日作
    私は気がつくと病院のベッドの上にいた。ミステリアスな日常・・・
  • 本日快晴にして気温高し 2013年8月16日
    1945年8月15日は天気予報どおりうだるような暑さだった。中学生のオレは正午に校庭に集まるようにと云われた・・・
  • 彰子と元治     2015年㋆19日
    彰子は勤め先の銀行の金を横領して元治に貢いだ・・・
  • シヴァの市      2016年2月3日
    三十歳のある夜、私は所在なく酩酊していた・・・
  • 田舎の事件        2017年10月21日
    アイが若い坊主と逐電し、夫の鉄二が自殺した・・・

Posted by Takashi.E